音楽を身近に 青木タイセイ その日色々

トロンボーン 鍵盤ハモニカ奏者 青木タイセイのブログ

喜劇映画研究会「夢の森にて2006」

こちらの喜劇映画研究会は1976年発足、今年で30周年。水道橋アテネフランセでの30周年イベントの最終日を締めくくる『夢の森にて2006』。
ピットインの40周年、昨日出演の京都ラグ25周年、そして、喜劇映画研究会は30周年と2006年はアニヴァ−サリー続きである。確か、大泉学園インエフも何周年だかであるはず。
一度、この喜劇映画研究会のイベントには参加したことはあるのですが、。。。。

  • 『夢の森にて』とは、

映画(過去)とライヴ(現在)の時空を越えたコラボレーション。
作曲家・ピアニストの谷川賢作氏が1992年に発表した初CD『夢の森にて』よりタイトルを借り、レコーディングとはひと味違ったアプローチのイベントとして創案された、無声映画に現代流のアレンジで挑むライヴ・パフォーマンス。サイレント期の喜劇映画特有の律動に当代一流のミュージシャンが技量と才能と瞬発力で臨むアルティメット・セッション!

無声映画に対し、即興あるいは、あらかじめ「構成された」音楽を私(トロンボーン・ベース)石川浩司さん(弁士)太田惠資さん(ヴァイオリン)高良久美子さん(マリンバ・ドラムス)谷川賢作さん(ピアノ・キーボード)三木黄太さん(チェロ)ロケット・マツさん(ピアノ・アコーディオン)で演奏する。
メンバーは谷川賢作さんを中心としてパスカルズ組(マツさん、石川さん、三木さん)とVINCENT ATOMICUS組(私、太田さん、高良さん)という形になった。過去の数有る参加の中で、今回始めて譜面を作成したことで話題が沸騰していたのは、太田さん。
私が、担当した作品の音楽は、高良さんのレゲェドラムをフィーチャ−した曲と谷川賢作さんの素晴らしいコードワークと、マツさん、三木さん、太田さんの、それぞれの歌う単旋律を想定した曲をこのイベントの為に書き下ろした。私的には、映画も音楽も、石川さんの弁士もそれぞれ、楽しんでもらえたと思う。

谷川賢作さんの「さすが」に値する緻密かつ効果的なアレンジ。
高良さんの即興と最小限のアレンジによる細かい場面描写
マツさんのとてもキュートなメロディが幾多にちりばめられた作品。
三木さんの肉声と器楽アンサンブルを巧みに使い分けた高品位室内楽
石川さんの上演直前まで、明かされなかった秘密構成。それは、出演者全員が楽器を放して即興弁士をやる。さすがに、わたしは、参りました、台詞が続かなくて。。
このイベントの重鎮でも有る太田さんは、今回始めて、譜面を用意されたそうですが、さすがに、要所をおさえた、フィナーレに相応しい大団円。
とまあ皆さんの、担当作品も、それぞれ、趣向や、方法がそれぞれ、強力な個性を放っていて、とても飽きないイベントだったと思う。
新野さんをはじめ、スタッフのみなさま、渡辺君、長い階段の搬入搬出を始め、いろいろありがとうございました。
当日私のCDが一枚売れました!ありがとうございました!!