初めて、演奏するお店は緊張するものです。
人、場所がすべて今、会ったばかり。
しかも、ジャムセッションのゲスト。誰がどんな曲を持ってくるか
正直なところわたしのジャズスタンダードのメモリー領域はいたって狭く、持ってるありったけの譜面を持って、さらに譜面のデータが入った、パソコンをスタンバイという、いささか恥ずかしい万全の体制。
そんなことをしているところにマウスピースの製作でtb界に旋風を巻き起こしているwillie's Custum Brass(http://willies.blog10.fc2.com/)のwillieさん登場。今回のジャムセッションはwillieさんにゲストとして呼んでいただいたわけですが、それに加え、以前よりマウスピースの製作をお願いしていたわけで、今、作ったばかりというマウスピースを持ってきていただきました。
早速、ちょっと試奏
おー、これはいけるかも。。。
音の切れがなんともすばらしい!
ついに最後まで、その新しいマウスピースでその日は吹ききった次第。
あまり新しいマウスピースにすぐに納得しない私にしてはかなり珍しいケースです。
私の使っているコーンのトロンボーン88Hは独自の形状をもつ楽器との接合部ゆえ、通常流通しているマウスピースでは楽器本来の良さをすべて表現するのには若干無理があり、しかも専用のマウスピースはわずか1タイプしかなく、今までは、アダプター等を使って7Cや61/2ALを吹いていたわけですが、今回作っていただいたのは、その専用マウスピースの外観で7Cという、願ってもないタイプ。
今後、いろんな状況下で使ってみようと思います。
で ジャムセッションのほうは、来ていただいたプレイヤーの方々に少なくとも楽しく演奏していただけたのではないかと。。。
大学時代の旧友、ギターの伴野氏をほぼ強引に引っ張りこんで、ほとんどのセットを演奏してもらうことに。ジャズプレイヤーではない彼にはちょっと酷な状況だったのかもしれませんが、暖かい音色と独自のフレーズ、私は昔から彼のギターが好きです。
そして今回呼んでいただいたwillieさん、ただのマウスピース職人ではない。
これが一番ぴったりかも
多くの偉大なトロンボーン奏者が絶大な信頼を置く理由はその高い技術力もさることに「マウスピースを作れるトロンボーンを吹く音楽家」であることだと。
ジャムセッションに来ていただいた皆様、アローンのマスター、willieさん
すばらしい時間を ありがとうございました!