本日から3日間、ヤマダヨシオさんの作品を演奏するライブが、大阪、倉敷、京都で。
ヤマダさんとはわたしが学生の頃からのお付き合い。
初めてのリーダーバンドでのライブでベースを弾いてくれたのもヤマダさんでした。
当時ジャズ研の先輩であるギタリストの清水義文さんの影響もあり、ECMレーベルの音源にハマり、ヤンガルバレク、ケニーホイラーのアルバムを愛聴していました。
また、そう言った雰囲気の音楽を清水先輩とやろうといろいろ、メンバーを探してみても、当時のわたしの周辺にはなかなか、ECM的な雰囲気を提示してくれるドラマー、ベーシストは居なかったのであります。
そもそもトロンボーンでそういった音楽をやろうとすることが間違っていたかもしれないのですが。。。
今となってはECM even8.というリズムカテゴリーもあるくらいで最近の若い方々はみんな軽々演奏できてしまうのですが、当時のジャズ研周辺には、ちょっと乱暴な言い方ですが2小節ループでとりあえず形になるビート(4、8、16ビート、ボサノバ、ラテンなど)を演奏できる優秀なリズムセクションはいてもループ的ではないECMeven8ができるリズムセクションは、なかなか、いなかったのでありました。
しかも、全然ブルージー、ファンキーじゃない、なんだか小難しい、あのサウンドに賛同してくれる仲間も皆無。
そんな時、ジャズ研外部から先輩が引っ張ってきてくれたのがベースのヤマダヨシオさん、その他、つの犬、岡村タカオさん、はじめ、多くの優秀なドラマーのみなさんだったのです。
その後、わたしとヤマダヨシオさんとはかなり長い間、共演する機会が無かったのですが、わたしがラテン系の音楽に関わるようになった頃、意外にもラテン系のセッションでヤマダヨシオさんと再会することになったのであります。ダークなECMを愛好していた両者が明るいラテン系セッションで再会するということは、お互い「なんでやねん、どないしたん?」的な。
でも、今思うにECMeven8にはラテン的リズムのスキルが大いに役に立ってると思うのは、わたしだけ?
と、そう言った経緯を経てのヤマダヨシオさんの作品を演奏するライブが今日からなんです。
決して、みんな総立ち大盛り上がり、みたいな音楽ではないのですが、若い頃からずっと追い求めてきたサウンドのひとつがここにあると思っています。
3/1 大阪芦原橋 Make
http://www5f.biglobe.ne.jp/~make/、
3/2 倉敷 Penny Lane
http://pennylane-web.com/
3/3 京都 Sahouril
http://sahouril.com/
「Reflexivo(レフレクシーボ) Tour」
ヤマダヨシオ(bass)
青木タイセイ(Tb,Pianica)
大前千鶴(Pf)
和佐野功(Per)