ここが凄い熱帯JAZZ楽団 なんて、書くと、これを読んでるひとのほとんどは、そんなこと知ってるよって言われるのは重々承知なんですが。あえて書いてみようかと。
「こんなにブログを頻発して、あーー、タイセイ 暇なんだなぁ」
って言う声も聞こえそう。
ハイハイ、そうなんですこの寒い時期、寒ーいスケジュール帖、冷える貯蓄。
「いい仕事しまっせー!」って冬空に叫びたい今日この頃
泣き言はこのへんにして、みんなご存知の熱帯JAZZ楽団、どこが凄いのか。
ほぼ周知の事実は
当たり前ですが、メンバーが凄い。
リーダーライブをやる資質を持つメンバーがほとんど、毎週、テレビに出てる人、日本ラテン界の重鎮(なんせ帝王が在籍)が何人も、年中、日本全国を回ってる方、超引っ張りだこの若手、などなど。
(わたしはアンダーグランド担当かな?)
アレンジャー3人もそれぞれの個性が光るのです。
お客さんの層が厚い
昔、ダンスホールでブイブイいわせてた、ご年配も、マンボに満足。
ライブアンダーザスカイで興奮の渦に酔ってたジャズ研出身のお父さんも白熱のアドリブソロに満足。
昔、吹奏楽部で吹いてたお母さんも素敵なアンサンブルに満足
おじいさん、おばあさんに連れられたお孫さん、お父さんお母さんに連れられたお子様も圧倒的な音の塊に驚愕。
3世代にわたって楽しんでもらえるのであります。
それにジャズに有り勝ちな難解な方向に行きすぎない。かといって安易に媚びない音楽ってところも幅広いお客さんから支持されているのではないかと思います。
で、わたしが、思う熱帯JAZZ楽団の凄いところは、
リーダー、カルロス菅野さんがパーカッション奏者であるということ。
乱暴な言い方をしてしまえば民族音楽を除くポピュラー音楽にはパーカションは無くてもある意味音楽は成立してしまいます。
ポピュラー音楽に携わるパーカッション奏者は、グルーヴを追求すること以外に、すでに成り立ってる音楽をさらに生き生きとしたものに変えてしまう役割を担っていると思うんです。それには常に、音楽を俯瞰し、今何が1番必要か、何が1番効果的かってことに常にアンテナを張っている。ワンボックスカー満載の打楽器をステージにたくさん運んで、その中から最も効果的な楽器を振る、叩く、鳴らす。
リーダーがパーカッション奏者ってことは、常に音楽全体を広い視野で捉えてるに違いないと。
その点でも、熱帯JAZZ楽団は、もうすぐ結成25周年を迎えられるのだと思います。
関東近辺では5月11日に松戸 森のホール21 で熱帯JAZZ楽団のコンサートがありますよー!