音楽を身近に 青木タイセイ その日色々

トロンボーン 鍵盤ハモニカ奏者 青木タイセイのブログ

雨の日、アリジゴクはどうしてるのか

シトシトした空模様のせいかネガティブな思考が増長される。

ウスバカゲロウの幼虫アリジゴク(で合ってますよね)は雨の日はどうしてるのだろう。

成虫の名前、薄馬鹿下郎なんてひどい名前だなとか。

ほんとは薄羽カゲロウなのに。

カゲロウって漢字で書くとえらく非日常な漢字。「蜉蝣」

 

音楽が1000円も出せば来てくれる今日この頃。

果たして、特に話題性も無い音楽家のライブに、世の人々は足を運んでくれるのだろうか?

2000円近くするCDを果たして買ってくれるのか。

 

答えは、身をもって分かっています。

人生後半に差し掛かり、その答えを重々承知してはいるのですが、しかしながら、自分の音楽を誰かに聴いてもらいたいという衝動はまだ。。

 

ガランとした客席。

それでも演奏は何も変わらずに続けてきました。

理解のあるライブハウスオーナーも数少ないですが、いらっしゃるのです。

申し訳ないという、気持ちは隠せなく、「次回はいつにしましょうか?」とはなかなか切り出せないもので、その代わり「どうもすみませんでした」

とういう言葉になるのです。

さらに共演してくれた素晴らしい音楽家に対してホント申し訳ない。

 

でも、わたしだけが集客できないというのではなく、事実、客席が盛況なライブ、コンサートはたくさんあるのです。

お客さんが来ないのは世の中の仕組みだけではないはず。

かといって音楽のクオリティだけが原因とはいえない。

わたしが、いいなぁっと思う音楽家の演奏を聴きにライブハウスに向かうと残念な状況がそこにも。

 

この雨の時期、アリジゴクはどうしているのだろう。

乾いた砂のすり鉢状の巣でひたすらアリがいる落ちるのを待つアリジゴク。

人家や神社の縁の下の雨の当たらない乾いた場所ならともかく、そういったものが無い森や草原に常時乾燥してる場所とかあるのだろうか?

 

ありがたいことに、わたしのオリジナル曲やアレンジを取り上げてくれるという素晴らしい環境もあります。

でもね自分のライブもやりたい。みながそうであるように。

とまぁ、ネガティヴになればどこまでも落ちていける、ご時世とお年頃。

その流れに任せるわけもいかないので、わたしのソロライブはどこか場所を借りて、そこでアリジゴクのようにひたすら待ち続ける。何時間も。

っていうのはどうかな、なんて考えたりしているのであります。

 

あれ?誰も通らないか。

 

とはいうものの、そんな場所の情報、ありましたら是非!